今年の冬は寒い‼
例年にない寒波によって、車の立ち往生やスリップ事故の報道や異常な電気代高騰により家計を圧迫していて悲鳴を上げているというニュースをよく目にします。
その中で、「高気密高断熱の家に住んでいる電気代はどうなっているんでしょう?」というのを取り上げた番組がありました。
通常の断熱材に加え、外断熱(外壁部にも断熱材施工)の家の様子をリポーターが取材しておりました。外の気温は一桁の5℃ぐらい、リポーターがインターホンを鳴らして家の中から住人が出てきた時には既に半袖でお出迎え、最初に案内されたリビングの室内温度は24℃。
暖房はエアコンのみ。自動運転で22℃設定して、暑くなったので室内に日が差し込んで来た午前11時頃にはエアコンをOFF。
廊下やトイレ・洗面所に至る所すべてほとんど23℃~24℃と、気温差がほとんど無い室内の状況をリポートしていました。
気になる電気代を聞かれて答えた住人、なんと、1万円以下と答えた家主にリポーターが感嘆の声を上げて「汗ばんできたので上着を脱がせて頂きます!」と快適さを演出しておりましたww
さて、これはデザインハウスで建てた実際の家の室内の気温と外気温を写真に収めたものです。
1月26日の朝の状況です。外気温との差は21.8℃、前日は無暖房状態です。
この家の断熱性能は2×6工法でアクリアウール20㎏・140㎜高性能グラスウール(40㎏相当)
これは山梨県のデータです。鹿児島は特に鹿屋は一日の気温差が激しいところです。
さすがに-7までにはなりませんが、1月の大寒波の時は最低気温-4℃ぐらいまで下がりましたよね
電気代高騰による家計へのひっ迫が取りだたされているご時世の陰にも増して、住宅の室温差によって起こる健康被害ヒートショックも注目すべき事案であります。
実はヒートショックによる死亡率が交通事故の約3倍にもなっているというのをご存じでしょうか。
日々暮らしていく中で、家計や健康を考えると、高断熱仕様の家づくりほど生涯にわたって安いものではないと思います。今まさに全世界で推進していこうと取り組んでいる「SDG’s」そのものではないでしょうか(^^